双極性障害II(双極II)とは何か?

概要

双極性障害II(双極II)は、うつ状態と軽躁状態(ハイポマニア)を交互に経験する気分障害です。症状の変動は仕事や私生活に支障をきたし、特に自殺リスクが高いことで知られています。

臨床定義

DSM‑IVでは、双極IIは「うつエピソードに加えてハイポマニアエピソードを呈する」ものと定義されています。うつエピソードは通常、ハイポマニアよりも長期間続きます。

兆候と症状

うつ期には、睡眠障害、食欲変化、絶望感、そして自殺念慮や自殺未遂が見られます。ハイポマニア期では、軽度の多幸感、過敏性、思考の奔流(レースング・シンキング)が現れますが、症状はマニア期に比べて軽く、持続時間も短いです。

診断

米国メリーランド大学医学センターによると、双極性障害患者の約3分の1しか正しく診断されていません。双極IIは特に「単極性うつ病」と誤診されやすいです。

治療

薬物療法(気分安定薬や抗うつ薬)と心理療法を組み合わせて、エピソード時の症状緩和、エピソード頻度の低減、相互エピソード間の機能回復を目指します。

予防と経過

双極IIに根本的な治癒法はありませんが、早期に適切な治療を開始すれば症状の悪化を防ぎ、長期的な生活の質を維持できます。

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