双極性障害に伴う身体的症状

双極性障害は主に躁(マニック)相と鬱(デプレッシブ)相の二つの状態で現れますが、症状がコントロールされていない場合、身体的な変化も伴うことがあります。以下に代表的な身体症状を紹介します。

疲労感

躁相よりも鬱相で顕著に現れることが多く、エネルギーの欠如ややる気の低下、無関心感として現れます。単なる「疲れ」とは異なり、持続的な倦怠感(レジギー)として感じられます。

睡眠障害

躁相では睡眠欲求が減少し、ほとんど寝ずに過ごすことがあります。逆に鬱相では過度の眠気や長時間の睡眠が見られ、疲労感や抑うつ的思考から逃れるための睡眠過多になることもあります。また、鬱相でも不安や思考の渦により不眠が起こることがあります。

身体的疼痛

鬱相に伴うストレスホルモンの過剰分泌が筋肉や関節の痛みとして現れることがあります。睡眠不足が続くと、全身がだるくなり、やがて鋭い痛みへと変化することがあります。

体重変化

躁相・鬱相のいずれでも体重の増減が起こります。鬱相では感情的な慰めとして過食し体重が増えることが多く、逆に食欲不振や過度の活動で体重が減少することもあります。躁相では「時間がない」感覚から食事を抜くことがあり、体重減少につながります。

行動の変化

躁相では落ち着きのない動き(足踏み、指先のタッピング、同じ動作の繰り返しなど)が見られます。一方、鬱相では動作が鈍くなり、日常的なタスクの遂行が遅くなることがあります。

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