プロザック(フルオキセチン)による双極性障害II型の治療

双極性障害II型(BPII)は、躁(軽度のマニア)と抑うつのエピソードを交互に経験する精神疾患です。抑うつ期の治療薬としてフルオキセチン(商品名:プロザック)が処方されることがありますが、使用にあたってはいくつかの留意点があります。

考慮事項

  • プロザックをBPIIのみに使用することは、薬事承認外(オフラベル)使用とみなされます。製薬会社エリ・リリーによれば、プロザックはBPII治療の適応薬として承認されていません。

併用薬

  • 米国精神保健協会(NAMI)によれば、フルオキセチンと抗精神病薬オランザピンを組み合わせた製剤(シンバックス)は、双極性障害全般の治療薬として承認されています。

用量

  • カンディダ・フィンク医学博士の論文『双極性障害薬スポットライト:プロザック(フルオキセチン)』によると、BPII患者へのプロザックの標準用量は1日20〜80 mgです。抑うつ期には上限に近い用量が使用されることがあります。

論争点

  • フィンク博士とNAMIは、プロザックのBPIIに対する有効性は臨床試験で結果が分かれており、結論が出ていないと指摘しています。

注意点

  • PsychNet‑UKの情報によれば、抗うつ薬を服用中のBPII患者はアルコール、違法薬物、過度のカフェイン摂取を避けるべきです。これらは薬の効果を減弱させる可能性があります。

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