双極性障害I型
定義
双極性障害は、極端な高揚状態(躁)と極端な抑うつ状態が交互に現れる精神疾患です。この感情の変動は単なる気分の上下だけでなく、日常生活や仕事、対人関係に支障を来すことがあります。
症状
躁状態(ハイ)では、過度な幸福感やイライラ、集中力の低下、睡眠欲求の減少、過剰な活動、無敵感、ギャンブルや性的冒険などの危険行動が見られます。抑うつ状態(ロー)では、活動への興味喪失、悲しみや虚無感、エネルギー低下、集中力欠如、イライラ感が主な症状です。
タイプI
双極性障害I型は、双極性障害II型や気分循環性障害(シクロチミア)とは異なり、完全な躁エピソード(少なくとも1回以上)が必ず現れます。抑うつエピソードがなくても診断が成立します。
原因
現在のところ、I型の正確な原因は解明されていませんが、遺伝的要因や脳構造・神経伝達物質の変化が感情の大きな揺れを引き起こすと考えられています。
治療法
双極性障害I型は完治が難しいものの、気分安定薬によって症状のコントロールが可能です。必要に応じて非定型抗精神病薬や抗うつ薬が併用され、心理療法(認知行動療法など)で患者の理解とサポートを提供します。
