双極性障害と精神病
双極性障害II型と精神病
II型双極性障害の特徴の一つは、精神病を伴う完全な躁状態です。幻覚や誇大妄想が現れることがあります。また、誰かに見られている感覚や声が聞こえる、実在しない人物や映像が見えるといった症状も見られます。精神病の兆候がある場合は、速やかに医療機関を受診してください。
診断
双極性障害の診断には、症状のサイクルが個人差が大きく、6か月以上かかることがあります。躁エピソードの約75%で誇大妄想がみられ、統合失調症と区別が難しいことがあります。躁状態が最高潮に達すると、パラノイド統合失調症と見分けがつかないほどの症状を示すことがあります。
統合失調感情障害
統合失調感情障害は、統合失調症と気分障害(例:双極性障害)が同時に現れる状態です。精神症状が2週間以上続き、かつ躁・うつなどの気分症状がない場合にこの診断が考えられます。
精神保健専門家の関与
心理療法は、双極性障害と精神病を併せ持つ患者の治療や薬物管理に有効です。適切な薬剤の組み合わせと投与量を見つけるには数年かかることがあります。セラピストは、精神症状の出現を早期に察知し、対処スキルを身につける支援を行います。
支援体制
薬物治療だけでなく、さまざまな支援体制を利用することが双極性障害の対処に最も効果的です。うつ期・躁期それぞれに合わせた対処スキルの習得に加え、サポートグループや地域資源、活動への参加が有益です。日記をつけることで気分の変化を記録し、次のエピソードを予測しやすくなります。
