書面式テスト

現在、双極性障害(躁うつ病)を直接検出する身体的検査はありません。そのため、精神科医は患者に症状リストを配布し、該当する項目にチェックし、重症度を評価させます。この書面式テストは、患者の回答から双極性障害か他の精神疾患かを判断する第一歩となります。

口頭式テスト

一部の精神科医は、書面テストに加えて口頭でのインタビューを実施します。患者は自らの症状や生活への影響を自由に語り、医師は言語表現や動作、チックなどを観察します。これにより、診断の精度が高まり、必要に応じて身体的要因の除外検査が指示されます。

血液検査

双極性障害と診断された後は、薬物療法の適正を確認し、症状の原因が身体的なものではないかを確認するために血液検査が行われます。甲状腺機能の異常は躁うつ症状を悪化させることがあり、腎臓・肝臓などの臓器障害も同様です。特に、臓器に問題がある場合は、精神科薬が症状をさらに悪化させる恐れがあります。

画像診断

症状が気分変動だけでなく、他の身体的兆候を伴う場合、CTやMRIで脳の構造を確認することがあります。脳腫瘍や病変、または多発性硬化症などは双極性障害と似た症状を呈することがあるため、除外診断として画像検査が用いられます。

薬物血中濃度の測定

治療開始後は、処方された薬剤の血中濃度を定期的にチェックすることが重要です。特にリチウムは血中濃度が一定範囲内でなければ効果が得られず、過剰になると中毒や致死的リスクがあります。リチウムの濃度は通常、年に2回程度測定されます。