双極性障害の検査と診断手順
双極性障害(旧称:躁うつ病)は、躁状態と抑うつ状態が繰り返し現れる疾患です。発作の頻度や期間、発症年齢、症状の重さは個人差がありますが、家族性が高く、生涯にわたる重篤で複雑な病気です。
検査・診断の手順
症状を認識する
躁状態では、異常に高揚した幸福感やイライラした怒りを感じることがあります。エネルギーや活動量が増し、会話が多くなり、危険な行動や衝動的な行動、睡眠の減少が見られます。抑うつ状態では、エネルギーが低下し活動が減少します。集中力や意思決定が困難になり、罪悪感や不快感が強く、生活への関心が薄れます。睡眠や食欲の変化も一般的です。
データを収集する
症状に気付いたら、できるだけ早く記録を始めましょう。各エピソードの開始時期、継続時間、気分変動を引き起こした可能性のある生物学的・環境的要因をメモします。過去の気分変動も遡って整理し、家族歴も把握します。親族にうつ病や躁状態、他の精神疾患の既往があるか確認しましょう。
精神医療機関を探す
クリニックや個人の心理士・精神科医を受診します。可能であれば、かかりつけ医、看護師、ソーシャルワーカー、宗教指導者などから紹介状をもらうとスムーズです。大学附属の医療センターや大病院も選択肢の一つです。当サイトのリソース欄に地域の支援窓口へのリンクがあります。
受診予約を行い、診察に協力する
精神科医や心理士との予約を取り、誠実に診断質問に答え、できるだけ多くの情報を提供します。診察中は落ち着いて協力的に臨みましょう。
危機的状況では直ちに支援を求める
行動が制御できない、または自殺念慮がある場合は、すぐに友人・家族・精神保健専門家に連絡してください。緊急の場合は救急外来へ向かうことも検討しましょう。
