大切な人がうつ病かもしれないときの見分け方と伝え方

うつ病は、持続的な悲しみや落ち込みを特徴とする気分障害です。誰でも時々は落ち込むことがありますが、うつ病は日常生活に支障をきたすほど長期間続く状態です。年齢や職業、社会的背景に関係なく発症し、軽度から重度まで様々な症状が繰り返し現れます。米国メリーランド大学医療センターによれば、毎年約1800万人がうつ病を経験しています。


悲しみ(Sadness)

うつ病の最も一般的な症状のひとつが悲しみです。軽い落ち込みから絶望感まで幅広く、自己価値感の低下や「生きる意味がない」と感じることがあります。理由のない涙が頻繁に出ることもあります。


イライラ(Irritability)

うつ病の人はイライラや不安感が強くなることがあります。ストレスに対する耐性が低く、些細なことでも苛立ちや怒りを感じやすくなります。落ち着きのなさや自己嫌悪も見られます。


興味・関心の喪失(Loss of Interest)

以前楽しんでいた活動への関心が薄れ、社会的な交流を避けるようになります。仕事や学業に集中できず、成績低下や失業につながることもあります。子どもやティーンエイジャーは不安や怒りを伴う行動問題として現れ、年配者では社会的引きこもりが顕著です。


身体的症状(Physical Symptoms)

睡眠障害(不眠や過眠)、食欲変動(体重増減)、性欲低下が見られます。また、疲労感、頭痛、全身の痛み、エネルギー不足、集中力低下、動作や会話の遅さも報告されています。重度の場合、幻覚や幻聴が現れることもあります。


危険な行動や自殺念慮(Reckless or Suicidal Behavior)

HelpGuide.orgによると、女性は男性の約2倍の頻度でうつ病を発症しますが、男性、特に高齢男性は自殺リスクが高く、無謀な行動や薬物乱用に走りやすいとされています。自殺を考えているかもしれないサインは見分けにくいため、危険な発言や自傷行為が見られたら、速やかに医療機関へ連絡するか、緊急通報(911)を行ってください。

うつ病 - 関連記事