重度のパックラット(物をため込む人)の診断とは?
重度の「パックラット」と呼ばれる人は、通常は「ホーダー」と診断されます。ホーディングとは、外部からは不要とみなされるものを執拗に集め、保存する行為です。多くの専門家は、前頭前皮質の機能障害が原因であると考え、精神疾患の一種と見なしています。
症状
- 住居が過度に散らかり、床やテーブルが見えないほどになる。
- 台所に古新聞や腐敗した食品が山積みになる。
- 物を処分せず、常に新たに集め続ける。
- 散らかりのために日常生活や社会的交流が困難になる。
リスク要因
- 遺伝的要因や育ち方が関与している可能性があるが、明確な原因は不明。
- 年齢、人種、経済状況に関係なく発症する。
- 社会的に孤立している人や、アルコール依存歴のある人に多い。
- 死別、離婚、失業、重病などのストレスフルな出来事がきっかけになることがある。
合併症
- 不衛生な環境が健康問題を引き起こす。
- 散らかりにより転倒や怪我のリスクが増大する。
- 火災の危険性が高まる。
- 友人・家族が訪問を避け、社会的孤立がうつや不安につながる。
- 生活環境が原因で仕事のパフォーマンスが低下し、失業や経済的困窮を招くことがある。
精神的な関連性
- 強迫性障害(OCD)や注意欠陥・多動性障害(ADHD)、うつ病などの併存が多い。
- 診断基準は、所有物の過剰な蓄積、生活空間の使用が著しく妨げられる状態、そしてそれに伴う苦痛や機能障害があるかどうか。
治療法
- 問題を認めないケースが多く、治療への抵抗がある。
- 診断後に治療に前向きな患者には、ホーディングの根本原因を探る心理療法が有効。
- うつや不安など併存症状には、適切な薬物療法が併用されることがある。
