感情行動障害(EBD)の特徴

一般的な特徴

感情行動障害(EBD)と診断される児童・生徒は、年齢や文化・民族の基準から外れた社会的・感情的・行動的な機能障害を示します。これらの行動は慢性的かつ重度で、学習、対人関係、生活技能、自己管理に深刻な影響を及ぼします。診断には、学校と他の環境の両方で観察・記録された行動が必要です。

感情行動障害の診断基準

EBDの診断には、次の6つの基準のうち少なくとも4つが該当する必要があります。

  • 同年代や大人との満足できる関係を築くことが困難である。
  • 常に不幸感や落ち込みのムードが見られる。
  • 普通の状況下で不適切な行動を示す。
  • 学習に対する繰り返しの困難を抱える。
  • 個人的・学校的な問題に関連した身体症状や恐怖がある。
  • 自己の責任や義務を受け入れることが困難である。

行動の評価条件

上記基準のうち4つが当てはまる場合、さらに以下の5つの条件を満たす必要があります。

  • 行動が標準的なデータと比較して顕著に異なる。
  • 学業において一つ以上の領域で否定的な影響を与えている。
  • 環境的ストレスへの単なる反応ではない。
  • 介入を行っても行動が持続する。
  • 複数の環境(例:学校と家庭)で行動が継続している。

その他の特徴

EBDの生徒は必ずしも知的に優れているわけではなく、退屈から問題行動を起こすケースは少ないです。標準化テストの結果は低いことが多く、発達障害とみなされるほど低いスコアになることもあります。欠席率が高く、高校中退率も障害を持つ全生徒の中で特に高い傾向があります。中退後の就業率も低く、内向的で教室内では目立たないが、周囲に気付かれにくい行動を示す生徒もいます。

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