アルツハイマー病 記憶・行動チェックリスト
米国国立老化研究所によると、アルツハイマー病は約511万人のアメリカ人が罹患しています。認知症の一種であるアルツハイマーは、記憶喪失や推論などの認知機能の低下をもたらします。主に65歳以上の人に発症しますが、40代や50代の早発型もあります。アルツハイマー協会は患者と介護者向けに、1週間ごとの記憶・行動症状を記録するチェックリストを提供しています。このチェックリストは医師が病状の重症度や最適な治療方針を判断するのに役立ちます。
記憶問題チェックリスト
記憶喪失はアルツハイマーの初期症状のひとつで、短期記憶と長期記憶の両方が影響を受けます。最新のチェックリストには24項目の行動・記憶問題が掲載されています。例として、「今日が何日か忘れる」や「同じ質問を繰り返す」があります。また、鍵や薬、衣類などの物を置き忘れることも頻繁に見られます。
言語・会話の問題
言語面でも異常が現れます。患者は不適切な場面で大声で早口に話したり、脅迫的な発言をしたりすることがあります。「孤独だ」と訴えたり、「家族や介護者の負担になる」と感じていると表現したりすることもあります。根拠のない口論や不平不満も見られます。
うつ症状と不適切な行動
患者は公共の場で失禁したり、買い物中に支払いを忘れたりと、恥ずかしい行動を取ることがあります。うつ状態もチェックリストに含まれ、死について語ったり、頻繁に泣いたり、将来に対して絶望的な発言をしたりします。
脅迫・破壊的行動
重症例では、自己や他者への暴力や脅迫が見られます。運転禁止にもかかわらず車を運転しようとしたり、家具や財産を破壊したりします。夜間に介護者や家族に向かって奇妙な質問や叫び、泣き声で起こすこともあります。
チェックリスト評価方法
介護者は過去1週間に記憶・行動問題が何回起きたかを記録し、0〜4のスケールでその影響度を評価します。0は全く気にならなかった、4は介護者にとって極めて重大な問題という意味です。この評価は患者の状態把握に活用されます。
