イライラは脳のどの部位が制御しているのか?
概要
常に機嫌が悪い人がいるなら、脳の深部辺縁系に問題がある可能性が高いです。深部辺縁系はイライラや気分の変動、否定的な思考を司る領域です。
識別(Identification)
深部辺縁系は前頭前皮質と密接に結びついており、感情に基づく行動と理性的な思考・問題解決を切り替える「スイッチステーション」の役割を果たします(ダニエル・G・アーメン著)。
機能(Function)
深部辺縁系が活性化すると感情が支配し、逆に「クールダウン」すると前頭前皮質の活動が高まります。研究では、うつ病患者は深部辺縁系の活動が増大し、特に左側の前頭前皮質が低下していることが示されています。
問題点(Problems)
深部辺縁系の機能障害は、イライラやムーディーさだけでなく、否定的な思考、やる気の低下、ネガティブな感情の噴出、睡眠障害、食欲減退、性欲低下、社交不安など様々な症状を引き起こします。
理論・仮説(Theories/Speculation)
左側の過活動はイライラと関連し、外向きに怒りを表現しやすいとされています。一方、右側の過活動は悲しみや不安、抑圧されたネガティブ感情と結びつき、内面的な苦悩として現れます。
潜在的治療法(Potential Treatments)
深部辺縁系の過活動によるイライラには、デパコート、ガバペンチン(Neurontin)、ラミトリジン(Lamictal)、カルバマゼピン(Tegretol)などの薬剤が有効とされています。これらは気分を安定させ、内部の不安を和らげ、全体的にリラックスさせる効果があります。
