TOVAテストとは?
概要
T.O.V.A.(Test of Variables of Attention)は、注意欠陥障害(ADD)や注意欠陥多動性障害(ADHD)の評価に用いられる、約21分間の連続課題テストです。被験者の反応時間と正確性を測定し、注意機能の特性を把握します。
検査条件
被験者は2回にわたる11分間の課題を受けます。画面に表示される黒い長方形の中に白い小さな正方形が現れ、対象の形と一致するかを判断します。課題は意図的に単調で退屈に設計されており、注意の持続力や衝動抑制を評価します。
診断における位置付け
T.O.V.A.単体でADD/ADHDを診断することはできません。結果は専門医が総合的に判断する際の参考情報の一つとして用いられます。
コスト削減効果
訓練された医師アシスタントが簡単に実施できるため、医師の貴重な時間を節約できます。また、軽度の注意障害に対しては、薬剤の使用量を抑える指針として活用できる場合があります。
T.O.V.A.-A(聴覚版)
T.O.V.A.-Aは、異なる音調の音を用いて聴覚的注意力と理解度を測定するバージョンです。
信頼性と限界
300件以上のADD/ADHD関連研究で使用・評価されており、学術的な信頼性は高いとされています。ただし、米国国立衛生研究所(NIH)などの公的機関から公式に認可・推奨されているわけではありません。
