EFT(エモフリー)テクニック
EFTとは
EFT(Emotional Freedom Technique、エモフリー)は、スタンフォード大学工学部卒業生で牧師でもあるゲイリー・クレイグが創始したマインド・ボディ・テクニックです。心と体は密接に結びついているという考えに基づき、感情のバランスが取れると身体的な健康も改善するとされています。針を使わない点で鍼灸に似ていますが、指先で特定のツボを軽く叩くことで行います。クレイグは「自宅で誰でも簡単にできる」と主張しており、公式サイトやマニュアルにはトレーニング教材や認定プログラムも用意されています。
実践手順
1. まず、解決したい問題に関連する体の部位(「痛みのあるポイント」)を見つけます。
2. 次に、以下のような肯定文を3回繰り返しながら、その部位を軽くマッサージまたはタッピングします。
「たとえ〇〇(問題)でも、私は自分を深く、完全に受け入れます」
3. その後、支配的な手で身体の決められたツボを順番に叩きながら、問題に合わせたアファメーションを繰り返します。
4. 「9ギャム手順」を行います。手の甲、薬指と人差し指の間にあるポイントをタップし、以下の9つの動作を順に行います。
- 目を閉じる
- 目を開ける
- 右を見る
- 左を見る
- 目を時計回りに回す
- 目を反時計回りに回す
- 2秒間歌をハミングする
- 素早く5まで数える
- 再び2秒間歌をハミングする
この手順を終えたら、再度ツボ叩き(シーケンス)を行います。問題や個人差に応じて、使用するツボやアファメーションは変わります。
賛否両論
EFTは一部で「疑似科学」や「詐欺」と批判されています。創始者が医師ではないことや、エネルギーフィールドという概念が科学的に測定できない点が指摘されます。クレイグはアインシュタインの「全てはエネルギーである」という言葉を引用していますが、アインシュタインが指したのは質量とエネルギーの等価性であり、EFTが主張するエネルギーとは別物です。
懐疑的な研究者は、EFTの効果はプラセボ効果に起因すると考えます。プラセボ効果では、治療が有効だと信じることで体内にホルモンが放出され、一時的に症状が軽減することがあります。つまり、実際の治癒ではなく、心理的な期待が主な要因とされています。
