ADHDの子ども向け助成金情報

毎年、多くの子どもがADHD(注意欠陥・多動性障害)と診断されますが、治療に必要な医療費を負担できない家庭が特に苦しんでいます。そのため、ADHDの研究や治療支援を目的とした各種助成金が設けられ、子どもたちが通常の生活を送れるよう取り組まれています。

子どもの集中
子どもの集中様子

ADHDのタイプ

ADHDは主に以下の3タイプに分類されます。

  • 過活動・衝動性が主なタイプ(年齢とともに減少する傾向)
  • 注意散漫が主なタイプ(長期間続くことが多い)
  • 上記2タイプの併存型

子どもは集団の中で症状が顕著に現れやすく、単独では見えにくいことがあります。

Healthy People 2010 プロジェクト

米国保健サービスはNIH(国立衛生研究所)と連携し、全国的な健康増進キャンペーン「Healthy People 2010」を推進しています。このキャンペーンの一環として、ADHDの遺伝的要因や原因、治療法、予防策の研究に5年間の助成金が提供されています。

Project SHAPE

フロリダ大学臨床・健康心理学部が実施するProject SHAPEは、親子相互作用療法(Parent‑Child Interaction Therapy)に焦点を当てた研究です。助成金により、治療が子どもの長期的な発達に与える効果と、医療費削減効果が検証されています。

シンシナティ小児病院医学センターの調査

シンシナティ小児病院で実施された助成金対象の研究では、200万人以上の子どもがADHD症状を示すものの、半数以上が診断されず、治療を受けているのは約3割にとどまっています。特に低所得層の子どもは医療資源が限られ、治療機会が極めて少ないことが明らかになりました。

国立精神衛生研究所(NIMH)の助成金

国立精神衛生研究所が支援する2つの研究があります。

  • オハイオ州立大学が主導する研究では、ニューロフィードバック(EEGフィードバック)という代替療法を検証。子どもはゲームをしながら脳波を測定し、ADHDに関係する波形を特定します。
  • バッファロー大学が主導する研究では、ADHDと双極性障害・その他の気分障害との関連を調査し、薬剤の影響や投薬量の最適化を目指しています。

メンタルヘルス(一般) - 関連記事