トリコチロマニア(毛髪抜毛症)
トリコチロマニアは、本人が自分の毛髪や体毛を引っ張ったりねじったりして、抜け落ちるまで続けてしまう障害です。原因ははっきり解明されていません。
発症率
- 米国国立衛生研究所(NIH)の調査によると、人口の約4%がトリコチロマニアを経験し、女性の方が男性の約4倍多く罹患しています。
影響範囲
- 頭髪だけでなく、まつげ、眉毛、体毛なども抜くことがあります。
発症年齢
- 5歳以前に症状が現れた場合、成人後に比べて回復の可能性が高くなります。多くの患者は17歳以前に症状が始まります。
合併症
- 一部の患者は抜いた毛髪を食べる(トリコファジア)ことがあり、消化器系の問題を引き起こすことがあります。
治療法
- 薬物療法と行動療法が主に用いられます。処方されることが多い薬は選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)やナルトレキソンです。
診断ポイント
- 不規則な脱毛斑や毛髪の抜けた痕跡、抜毛行為や他の自己傷害行動を観察することで診断が可能です。
