多動症と食事管理
多動症とは
多動症は近年、特に米国で注目されている障害です。原因ははっきりしていませんが、食品添加物へのアレルギー、金属中毒、過剰な糖分、甲状腺機能障害、ビタミンやミネラルの不足などが関係するとされています。子どもに不足しがちな栄養素は必須脂肪酸、ビタミンB群、マグネシウム、必須アミノ酸、リン脂質などです。必須脂肪酸が不足すると、体内での代謝や吸収がうまくいかないことがあります。
人工添加物の影響
1973年にベンジャミン・フェインゴールド医師は、人工添加物が子どもの多動性を引き起こすと主張しました。マウスウォッシュ、歯磨き粉、のど飴などに含まれる化学物質はできるだけ使用しないこと、人工香料やアスピリン、サリチル酸エステルを含む食品は食事から除くことが推奨されました。一方で、栄養財団が実施した7件の研究では、人工添加物を除去しても多動性が改善しないと結論付けられており、因果関係は議論の余地があります。とはいえ、添加物を減らすことは害がなく、試す価値はあります。オーガニック食品は保存料などの人工添加物が少ないので、ラベルを確認して選びましょう。
おすすめの食事
多動傾向のある子どもは糖分を控えることが重要です。糖分は血糖値の急上昇を招き、過剰な興奮を引き起こすことがあります。タンパク質や食物繊維が豊富な食品は糖の吸収を緩やかにします。オメガ3脂肪酸は脳の発達を助け、落ち着きをもたらす効果がありますので、魚介類の摂取を増やすと良いでしょう。亜鉛やマグネシウムが不足しがちな場合は、ナッツ、種子、全粒穀物で補います。亜鉛が豊富な食品はかぼちゃの種、酵母、玄米、ピーナッツ、豆類、ジャガイモです。マグネシウムが豊富な食品は豆類、ブロッコリー、ピーナッツ、かぼちゃの種、豆乳、ほうれん草、豆腐です。
食事療法を始める前に、必ず小児科医と相談してください。
