病的な嘘(パソロジカル・ライイング)の治療法
「病的な嘘(パソロジカル・ライイング)」とは、制御できない嘘を繰り返す状態で、本人は自覚していないことが多いです。前頭前皮質の機能不全が関与していると考えられ、善悪の判断ができなくなることが原因とされています。治療法は議論が多く、他の精神疾患と併存しているケースも少なくありません。
治療手順
- 他の疾患の有無を確認し、先に治療する。精神疾患の主な治療は薬物療法と心理療法です。薬物は化学的不均衡を是正し、心理療法は問題の根本にアプローチし、患者との信頼関係を築きます。両者を併用するのが望ましいです。
- 嘘の頻度やパターンを観察・記録する。嘘が減少または停止すれば現在の治療を継続し、改善が見られなければ薬剤の調整や治療方針の再評価を行います。
- 人格障害の可能性を検討する。境界性人格障害や反社会性人格障害などが併存していることがあります。適切な人格検査を実施し、診断が出た場合はその障害に対する標準的な治療を行い、再度ステップ2を実施します。
- 認知行動療法(CBT)を導入する。感情の認識や責任感が欠如しがちな病的な嘘に対し、CBTは認知と行動の修正を図ります。セッションごとに嘘の変化をモニタリングし、必要に応じて治療を調整します。
