MMPI-2の採点手順
MMPI-2の概要
ミネソタ多相人格検査(MMPI-2)は、臨床心理や法医学の現場で広く使用されている、実証研究が豊富な人格検査です。10の臨床尺度と4つの妥当性尺度を提供し、さまざまな病理的状態を評価します。2008年にMMPI-2-RFが登場しましたが、MMPI-2の代替ではなく補完的な位置付けです。
必要なもの
- MMPI-2のテストブックレット
- MMPI-2回答用紙
- 半透明採点テンプレート
- プロファイルシート(採点結果記録用)
- MMPI-2解釈ガイド
- 採点用コンピュータソフトウェア
- モデム(通信機能が必要な場合)
- 通信ソフトウェア(ホスト採点用)
採点手順
- 手動採点の場合:半透明採点テンプレートを回答用紙に重ね、各尺度の得点をプロファイルシートに記入します。
- プロファイルシートに原点得点をプロットし、Tスコアに換算します。これにより、得点が平均範囲内か、著しく高い・低いかが判断できます。手動採点はコストが低い反面、時間がかかります。
- コンピュータ採点の場合:専用の回答用紙をソフトウェアに取り込みます。プログラムが自動で採点し、各尺度の解釈結果を出力します。初期投資は高いですが、頻繁に使用する場合はコスト効果があります。
- ホスト採点システム(NCS Pearson)を利用する場合:回答用紙をコンピュータにセットし、ホストサーバーに接続します。各尺度のスコアと総合解釈が提供されます。利用頻度が低い臨床医に適していますが、費用はやや高めです。
