知覚の違いを判断する心理的射影テスト
投影法テストは、インクブロットなどの曖昧な刺激を提示し、被験者がそれをどのように認識し意味付けるかを観察する心理検査です。被験者の回答は、意識的・無意識的な恐怖や欲求、欲求不満、衝動、個人的な反応に基づいており、性格特性や精神状態を示す重要な情報を提供します。
インクブロット(ロールシャッハ)テスト
1900年代初頭にハーマン・ロールシャッハが開発したこのテストは、左右対称の10枚のカードで構成されます。5枚は黒白、2枚は白と赤、残り3枚は複数色のインクブロットです。管理者は「これは何に見えますか?」と質問し、被験者の答えを記録します。その後、「どのように見えますか?」といった追質問を行い、回答パターンや繰り返し現れるテーマから評価を行います。
主題統覚テスト(TAT)
被験者に人物が描かれたカードを提示し、そこに登場する人物の物語を作らせるテストです。被験者の自己像、他者像、世界観が語られる内容から読み取られます。語り口調や感情表現、態度も評価対象となります。
語連想・文完成テスト
ラパポート・ギル・シェーファー(1946)によって開発された語連想テストは、60語のリストから提示語に対して最初に思い浮かんだ単語を即答させます。文完成テスト(例:「私は…が好きだ」)は、被験者の関心、不安、欲求、葛藤などを明らかにします。
人物図描画テスト
被験者に男性・女性・自己の絵を描かせ、その描写から攻撃性や対人関係の傾向、内向性・外向性を分析します。さらに、家族動態を評価する「動的家族図描画」では、家族が活動している様子を描かせ、描画内容と説明から被験者の認知や感情を検討します。
