脳の構造と主要部位の概要
脳は多層的な理解が必要な複雑なシステムですが、前頭部から順に把握すれば全体像がつかみやすくなります。
前頭葉(Frontal Lobe)
額のすぐ後ろに位置し、実行機能を司ります。実行機能は言語・視覚的注意、作業記憶、認知的柔軟性、全体的な認知組織化などを含みます。ADHD の人はこの機能が低下しがちです。
頭頂葉と側頭葉(Parietal and Temporal Lobes)
前頭葉の後方、耳の高さ付近に頭頂葉があり、空間認知や感覚情報の統合、運動計画に関与します。そのすぐ下に側頭葉があり、主に視覚・言語記憶を担います。
後頭葉と小脳(Occipital Lobe and Cerebellum)
頭部の最も後方にある後頭葉は視覚情報の処理・統合を行います。損傷すると視野欠損が生じます。下方に位置する小脳は体のバランスや固有受容感覚(位置感覚)を維持し、運動障害(例:多発性硬化症)で障害が見られます。
