薬物乱用に対する認知行動療法の指導方法

概要

ブリストル大学のシニア講師A. Lingford‑Hughes氏によると、薬物乱用は不安やうつなどの精神疾患と併発することが多く、再発も頻繁です。薬物乱用者は問題を認めず言い訳をすることがしばしばあります。認知行動療法(CBT)は、健康でない思考パターンに挑戦し、持続的な変化を促す手法です。薬物乱用に万能な治療法はなく、WebMDによれば、カウンセリングや療法、入院治療、維持療法の組み合わせが有効とされています。CBTだけで全員に効果があるわけではありません。

実践手順

個別思考

  1. 薬物乱用者にこれまでの依存歴を語ってもらい、特定の選択や時期を振り返りながらパターンを見つけます。自己主張の欠如や過度のストレス反応など、誤った思考パターンを特定させます。また、人生のロールモデルを考えさせ、学習された行動パターンを認識させます。

  2. モチベーションインタビューを用いて、変化への動機を探ります。家族への愛情や仕事への意欲など、行動変容を支えるポジティブな要素を見つけ、維持する理由を明確にします。

  3. 困難な状況や誘惑に対する健康的な対処法をロールプレイで練習させます。リラプスや再発が予測される瞬間を日記に記録させ、必要に応じてグループセラピーを取り入れます。

  4. 薬物乱用者の対処スキルを強化します。新たな興味や強みを見つけさせ、家族・友人・同じ問題を抱える仲間などのサポートネットワークを構築させます。また、自己主張の方法やリラクゼーション技法の習得を促します。

メンタルヘルス治療 - 関連記事