ブプロピオンSRの副作用と注意点

ブプロピオンSR(持続放出型ブプロピオン)は、製薬大手グラクソ・スミスクラインが販売する抗うつ薬「ウェルブトリンSR」や禁煙補助薬「ザイバン」のジェネリック医薬品です。臨床的なうつ病の治療や禁煙を目指す人に使用されますが、他の薬と同様に副作用が報告されています。

歴史

ブプロピオンは1969年に「アンフェブタモン」として開発され、1974年に抗うつ薬として上市しました。しかし、発作(痙攣)を引き起こすリスクが高く、1986年に市場から撤退しました。低用量の持続放出型(SR)として再導入されたのが1989年で、ゆっくりと薬効が現れることで発作リスクが大幅に低減されました。1997年には禁煙補助薬として承認され、現在では性的機能障害、肥満、注意欠陥障害(ADD)へのオフラベル使用も報告されています。

副作用の種類

重篤な副作用

以下の症状が現れた場合は直ちに医師に連絡してください。

  • 痙攣(発作)
  • 幻覚(視覚・聴覚)
  • 動悸、パニック発作
  • じんましん、突発的な攻撃的・危険行動
  • 激しい気分の変動、自殺念慮

一般的な副作用

  • 性欲低下
  • 口の渇き
  • 不眠、吐き気、落ち着かない感覚
  • 頭痛、めまい、震え
  • 喉の痛み、急激な体重減少
  • 便秘または下痢(どちらか一方)
  • 発汗、腹痛、筋肉痛・関節痛
  • 悪夢、鼻汁、集中力低下や「ぼんやりした」感覚

使用上の注意

突然中止すると、片頭痛や痙攣を含む離脱症状が起こることがあります。安全に中止するには、医師の管理下で徐々に用量を減らす減量法が必要です。

専門家の見解

多くの抗うつ薬は性欲を低下させますが、ブプロピオンSRは比較的影響が少ないとされています。2001年のバージニア大学の研究では、抗うつ薬全般を使用した患者の40%が性欲低下を経験したのに対し、ウェルブトリン使用者は22%にとどまったと報告されています。

その他の考慮点

ごく少数(5%未満)の使用者に報告されている副作用として、以下が挙げられます。

  • 膀胱炎、貧血、口内炎
  • 食欲不振、味覚変化、光過敏症
  • 咳嗽、血圧低下、血糖値の変動
  • 皮膚の紅潮、脚の痙攣

副作用が全く出ない人も多数います。

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