認知行動療法(CBT)の特徴とは?
認知行動療法(CBT)は、感情反応の認知モデルに基づく心理療法です。外部の出来事や他者ではなく、クライアント自身の思考が感情や行動を左右すると考え、思考パターンを変えることで感情と行動の改善を目指します。
感情反応の認知モデルに基づく
CBTは、感情は思考から生まれるという前提に立っています。したがって、クライアントが状況や出来事をどのように解釈・評価するかが、感情や行動に直接影響します。外的要因を変えるのではなく、思考を再構築することで問題への対処を可能にします。
目標志向の治療
セッションは具体的な目標に向かって進められます。クライアントとセラピストは、達成したい目標を明確に設定し、必要に応じて段階的に修正します。目標は測定可能で具体的であることが求められ、例として「外出回数を増やす」よりも「近所のスーパーへ行く」など、実行可能な行動目標が設定されます。
宿題の活用
宿題はCBTの中心的な要素です。セッション間にクライアントが自ら練習できるよう、思考記録や行動実験などの課題が与えられます。これにより、セラピストが不在でも変化を実感でき、自己効力感が高まります。
期間限定
CBTは短期的なアプローチを重視し、通常は12〜20回程度のセッションで完結します。平均的な回数は約16回です。治療の目的は、クライアントが自分自身の思考と感情を管理できるようになることで、長期的にセラピーへの依存を減らすことです。治療の終了はクライアントとセラピストの合意のもと決定されます。
