ニューロチンと双極性障害

医療用途

ニューロチンは帯状疱疹後神経痛の治療に用いられます。神経痛は体内の神経が痛みを引き起こす状態です。通常、ニューロチンは脳に関与する神経の痛みを軽減します。また、脳の過剰な電気活動を抑えることでてんかん発作を抑制し、頭痛、腎機能障害、帯状疱疹、疼痛症候群、振戦、不随脚症候群、更年期のホットフラッシュなどにも使用されます。

精神科での使用

ニューロチンは精神科領域でも使用されてきましたが、FDAが承認していないオフラベル使用は議論の的です。正式に承認されているのは抗痙攣薬としての用途のみです。ニューロチンは脳活動を抑制するため、ベンゾジアゼピン系薬剤(例:Xanax)がGABAに作用するのと似た効果があり、不安障害、双極性障害の躁状態、うつ症状の治療に用いられました。しかし、抗てんかん薬は自殺念慮や自殺行動のリスク増加と関連付けられています。また、解離感、興奮、偏執感といった精神病性症状の緩和にも使用されましたが、エビデンスは不十分です。

オフラベル使用

構造的にニューロチンは双極性障害や統合失調症の治療に用いられる一般的な気分安定薬とは無関係です。発売当初は、特に双極性障害や統合失調症などの精神疾患に対する「根本的な治療薬」として大々的に宣伝されました。一部の患者に対しては、効果を得るために1日数千ミリグラムという高用量が必要とされました。

論争

2004年5月14日、AP通信は、ニューロチンを開発したファイザーが精神疾患(特に双極性障害)に対する未承認の用途を違法に推進したとして有罪を認めたことを報じました。ファイザーは4億3000万ドルの罰金を支払うこととなり、医師に同薬を推奨させ、プラセボと比べても効果が劣るとされる未公開研究結果を隠蔽したとされています。さらに、同社はニューロチンの多数の効能に関する虚偽情報を作成し、医療機関へ配布して販売促進を図っていたとされています。

結論

一部のオフラベル使用は実際に有用であるケースもありますが、効果が実証されていない双極性障害やその他の精神疾患に対して、意図的に効果がないと知りながら推奨することはFDAの倫理規定に違反します。

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