成人のADHD治療で最も安全とされる薬

米国では成人の約4%が注意欠陥・多動性障害(ADHD)と診断されています。子どもの60%以上が症状を大人になっても抱え続け、ADHDは生涯にわたる課題となり得ますが、近年は安全性の高い薬剤や治療法が増えてきました。ここでは成人ADHD患者に推奨される安全性の高い薬を紹介します。

Strattera(非刺激性ADHD薬)

多くのADHD薬は刺激薬で、集中力を高める一方、夕方になると効果が切れやすく、依存性や乱用のリスクがあります。成人は物質乱用のリスクが高いため、注意が必要です。StratteraはFDAが承認した唯一の非刺激性薬で、脳内の神経伝達物質のバランスを整えることで、注意力の向上と衝動の抑制を促します。

Wellbutrin(ブプロピオン)

本来は禁煙補助薬として開発され、軽度の抗うつ薬としても用いられます。近年の研究で成人ADHDにも有効とされ、刺激薬に似た作用機序を持ちながら乱用のリスクが低い点が特徴です。刺激薬に耐えられない患者に適していますが、効果の強さは他のADHD薬に比べやや劣る可能性があります。

Concerta(長時間放出型刺激薬)

2000年に発売された長時間放出型の刺激薬で、血中への放出が緩やかで、1日1回の服用で約8時間のピーク効果、最大12時間の効果が持続します。従来の刺激薬は1日2〜3回服用し、効果が5時間程度と短いため、Concertaは服薬回数が少なく、効果の切れ目が穏やかです。

個々の安全性は患者によって異なる

薬剤の安全性は、既往歴や併存疾患、生活習慣、過去の薬剤反応などに左右されます。最適な薬を選ぶには、必ず医師や精神科医と相談し、リスクとベネフィットを比較検討してください。

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