コショウスプレーとメイスの違いとは

メイス(Mace)とは

メイスは、化学式オルトクロロベンザルマロンニトリル(OCBN)を主成分とする催涙ガス製品のブランド名です。1962年に商業販売が開始され、2009年以降は「メイス」ブランドの製品の多くが実際にはコショウスプレー(カプサイシン系)となっています。

コショウスプレーの効果

エアロゾル缶に入れたコショウスプレーは、カプサイシンを含むオレオレジンカプシカムが炎症作用を起こし、一時的に対象者を無力化します。主な症状は咳、吐き気、一時的な失明、呼吸困難です。

メイスの効果

催涙ガスとしてのメイスは、目に刺激を与えて涙を誘発し、視界を遮ります。また、皮膚表面に刺すような感覚を与えることがあります。

有効時間の違い

メイスによる不快感は通常5〜30分続きます。一方、コショウスプレーの効果は20分から2時間続くことがあり、皮膚に付着しやすく神経終末に浸透するため、長時間にわたって不快感が残ります。

酔っ払いや精神疾患者への影響

アルコールや精神疾患により痛覚が鈍くなっている人でも、コショウスプレーは鼻や喉の粘膜を刺激して呼吸を制限するため、催涙ガスよりも効果的です。

使用方法の違い

コショウスプレーは、対象者の口・鼻・目に直接噴射することで最も効果を発揮します。メイスや他の催涙ガスは、空中に噴射して広範囲に拡散させることができ、周囲にいる複数の人に影響を与えることが可能です。

警察・軍事・個人防衛のいずれにおいても、目的や対象者の状態に合わせて適切な製品を選択することが重要です。

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