心臓発作の際にCPRは実施できるのか?
CPR(心肺蘇生)とは
CPRは心停止状態に陥った人の命を救うための緊急処置です。胸骨圧迫と人工呼吸で血液を心臓と脳に送り続け、救助隊が到着するまでの時間を稼ぎます。
心臓発作と心停止の違い
心臓発作(心筋梗塞)は、心臓への血流が遮断されることで起こります。発作が進行すると心臓が止まる(心停止)ことがありますが、心臓発作自体はCPRの対象ではありません。心停止になった場合にのみ、CPRが有効です。
緊急時の対応
心臓発作が疑われる人を見つけたら、まず119(日本)へ電話し救急車を要請してください。意識がなく、呼吸が止まっている、または心拍が感じられない場合は、すぐにCPRを開始します。
意識があり呼吸している場合は、安静にさせて楽に横たえるだけで構いません。救急隊が到着するまで、落ち着いて待ちましょう。
CPRの手順
1. 意識と呼吸の確認
軽く肩を叩き、名前を呼んで反応があるか確認します。反応がなければ、すぐに救急要請を行い、次のステップへ進みます。
2. 胸骨圧迫
- 硬い床に仰向けに寝かせ、膝を曲げて胸の真ん中に手のひらを重ねます。
- 肩の真上に手を置き、腕を伸ばして体重をかけます。
- 1分間に100〜120回、深く(約5〜6cm)速く圧迫し、圧迫後は胸が完全に元に戻るようにします。
3. 人工呼吸(救助呼吸)
- 鼻をつまみ、口をしっかりと覆って息を吹き込みます。
- 胸が上がるまで息を吹き込み、吹き込んだら口を離します。
胸骨圧迫30回に対し人工呼吸2回のサイクルを繰り返し、救急隊が到着するまで続けます。
注意点
CPRは適切な訓練を受けた人が行うべきです。訓練を受けていない場合は、すぐに119に通報し、救急隊が来るまで指示に従って胸骨圧迫だけでも行うことが推奨されます。
