過酸化水素で飲料水を滅菌する手順とポイント
過酸化水素は市販の3%・6%濃度のものが入手しやすく、適切に使用すれば飲料水の消毒に利用できます。米国環境保護庁(EPA)は単独使用を認めていませんが、イギリスやイスラエルなど一部の欧州諸国では緊急時の飲料水処理として基準が設けられています。
必要なもの
- 未処理の水
- 過酸化水素(3%または6%)
- 計量用具(計量スプーンやシリンジ)
- 容器(清潔なビーカーやペットボトル)
手順
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使用する水量に対し必要な過酸化水素の量を算出します。欧州化学工業会は1997年に、飲料水中の過酸化水素濃度を最大1,000 ppm(0.1%)まで使用することを承認しています。
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計算した量の過酸化水素を水に加え、できるだけ均一になるようにかき混ぜるか、容器を軽く振って混ぜます。過酸化水素は臭いや色を除去し、味を改善する効果もあります。
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混合液を放置します。目安は24時間です。過酸化水素は余分な酸素原子を持ち、水中の細菌や硫化物、鉄分などを酸化して除去します。多くの細菌は24時間以内に死滅しますが、腸チフス菌のように濃度依存で時間がかかる場合もあるため、最低でも24時間は置くことが安全です。
上記の手順を守れば、簡易的ながら安全な飲料水を確保できます。ただし、長期的な水質管理や大規模な水処理には、専門の浄水システムや認可された処理方法を併用することが推奨されます。
