職種別CPRの目的と目標

CPR(心肺蘇生)認証は、職種によって求められる目的や実施方法が異なります。ここでは、救急医療従事者、キャンプ指導員・教師、看護師の3つの職種に分けて、CPRの具体的な目標を解説します。

救急医療従事者の目的

  • 現場で適切にCPRを実施し、除細動器(AED)を使用して心臓の再始動を試みること。
  • 患者を救急搬送できるまで生命を維持し、血液循環を確保すること。
  • 近年は酸素供給よりも血液循環に重点が移り、胸骨圧迫が主な手技となっている点を意識する。

キャンプ指導員・教師の目的

  • 事故や急病が起きた際、血液循環を速やかに再開し、子どもが自力で呼吸できるようにする、もしくは呼吸ができない場合は酸素供給を最大化する。
  • 溺水事故など水に関わるケースでは、肺から水を除去するために呼吸回復に重点を置く。
  • 心拍が維持されているケースでは、心肺蘇生の「蘇生」部分(胸骨圧迫と人工呼吸)だけで十分な場合が多い。

看護師の目的

  • 医師が到着するまでCPRを継続し、患者が自力で機能回復できるように支援する。
  • 医師の指示に従い、血管収縮薬(バソプレッサー)やエピネフリンなどの薬剤投与へと移行し、血圧や心拍の回復を図る。
  • 除細動や薬剤投与に関する高度な心臓知識が求められ、患者の安全を確保しながら介入することが重要である。

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