洪水救援プログラム:支援策と申請方法
洪水が地域に甚大な被害をもたらすと、住宅が住めなくなったり、上下水道が破壊されたり、道路が通行止めになるなど、生活基盤が大きく損なわれます。被害に遭われた方や、支援したいと考える方のために、利用できる支援プログラムをまとめました。
FEMA(連邦緊急事態管理庁)
米国大統領が災害宣言を行った地域に対し、資金やサービスを提供します。1999 年のフロイド・アイリーンハリケーンで北カロライナ州が被災した際、復旧支援に約10億ドル(約1000億円)が支出され、そのうち1億4000万ドル(約140億円)が個人・世帯向けの助成金に充てられました。
主な支援内容は、災害住宅ローン、災害住宅支援、災害失業手当、危機カウンセリングなどです。
洪水で住宅が被害を受け、かつ国が災害宣言を出している地域に住んでいる場合は、FEMA へ申請できます。申請時は、以下の情報を手元に用意してください。
- 社会保障番号(SSN)
- 現在および過去の住所
- 保険情報
- 世帯収入
- 銀行口座情報(直接振込を希望する場合)
【FEMA 連絡先】
米国国土安全保障省
500 C Street SW, Washington, D.C. 20472
電話: 800-621-3362
ウェブ: fema.gov
アメリカ赤十字社(American Red Cross)
赤十字社は連邦機関ではなく、ボランティア組織として国内外の災害被災者に支援を行っています。避難所の提供、カウンセリング、食料・衣類・医薬品などの支援物資の配布、家賃や小規模修理の費用補助など、個々のニーズに合わせた支援を行います。
2010 年のパキスタン大洪水の際には、テントや調理器具、毛布などの物資に加え、10 万米ドルの金銭支援を行いました。
【赤十字社 本部】
2025 E Street NW, Washington, DC 20006
電話: 202-303-5000
ウェブ: redcross.org
AmeriCorps VISTA(ボランティア・イン・サービス・フォー・アメリカ)
1965 年に設立された AmeriCorps VISTA は、貧困地域への支援を目的とし、洪水被災者への間接的な支援(ボランティア募集、助成金作成、新プログラム立ち上げ)を行っています。2008 年と 2010 年のアイオワ州洪水救援でも、被災住宅の再建を支援しました。
VISTA のボランティアは、生活費の一部として月額の手当を受け取り、期間終了後は 4,725 米ドル相当の教育奨学金または 1,200 米ドルの現金報酬を受け取ることができます。
参加条件は、米国市民で 17 歳以上であることです。
【AmeriCorps 連絡先】
1201 New York Avenue NW, Washington, DC 20525
電話: 202-606-5000
ウェブ: americorps.gov
州の支援機関
各州でも独自の支援プログラムが設けられています。例として、2010 年に開始された「Iowans Helping Iowans」は、FEMA など連邦支援に加えて州独自の資金で洪水被災者を支援します。お住まいの州の行政窓口に問い合わせ、利用可能な支援金やプログラムを確認してください。
