ナッシュビル洪水の概要と説明ポイント

概要

米国国立気象局が「史上最大級の洪水」と評価した2010年のカンバーランド川洪水は、テネシー州・ミシシッピ州・ケンタッキー州で合計28人が犠牲となり、ナッシュビル市中心部だけで10人が亡くなりました。5月1日・2日の週末に発生したこの洪水は、30年ぶりの降雨記録を大幅に上回り、グランド・オール・オープリー・ハウスやカントリーミュージック・ホール・オブ・フェームといった歴史的建造物、学校、病院、州庁舎、数百の民間事業所や住宅を浸水させました。救助活動では、ジェットスキーなどの水上交通手段を使って多数の観光客や住民が避難させられました。

説明の手順

1. 降雨量と他の洪水災害との比較

ナッシュビルの2日間の降雨は、15か所の観測地点でハリケーン・カトリーナ上陸時の降雨量を上回りました。この規模の雨は、過去の大災害と比較しても突出しています。

2. 降水量(ガロン換算)

最も被害が大きかったデビッドソン、ウィリアムソン、ディクソン、ヒックマン、ベントン、ペリー、ハンフリーズ郡では、2日間で平均14〜15インチ(約4200億ガロン)の雨水が降り注ぎました。

3. 降雨歴史との対比

2010年5月2日19時、国立気象局は1日で7.21インチの雨が降ったと発表し、1979年9月13日の6.6インチという過去最高記録を更新しました。5月1日の降雨はナッシュビル史上3位にランクされ、2日間の合計13.53インチは、1979年ハリケーン・フレドリック時の記録の2倍に相当します。

4. 洪水後の状況

洪水直後、テネシー州95郡のうち52郡が災害地域に指定され、オバマ大統領がヘリコプターで被害を視察しました。

5. 経済的影響

2010年5月19日時点で、被害総額は20億ドルを超えており、公共施設やインフラは含まれていません。洪水で損傷した不動産は11,000件以上に上ります。

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