メイン州救急医療サービス(EMS)プロトコル
概要
メイン州救急医療サービス(EMS)のプロトコルは、緊急時に現場で受ける治療手順を定めたものです。救急救命士(EMT)やパラメディックは、成人・小児・様々な医学的状況に応じた標準に従って対応できるよう訓練・試験を受けています。また、州全体で統一された医療用語の定義も含まれています。
呼吸器系プロトコル(Blue)
呼吸困難や呼吸停止の症例に対応するための手順が定められています。主な処置は、アラブテロールなどの気管支拡張薬投与、気道確保(気管チューブ挿入)、心肺蘇生(CPR)などです。症状の重症度と患者の反応に応じて「Blue」コードが適用されます。
心臓系プロトコル(Red)
心疾患や心停止に対する手順は「Red」コードで示されます。アスピリン投与、酸素投与、疼痛評価、除細動(デフィブリレーション)などが含まれ、心停止時には迅速な除細動が求められます。
一般医療プロトコル(Gold)
アレルギー反応、成人昏睡、糖尿病性低血糖・高血糖、痙攣、急性脳卒中などが対象です。患者の観察、必要に応じた静脈輸液、原因の評価が中心となります。痙攣や昏睡の場合は適切な固定と搬送が必要です。
外傷プロトコル(Green)
外傷は「Green」コードで管理され、衝撃の程度、骨折や穿刺の深さ、火傷の重症度などを評価します。部分切断や全切断、重度の火傷に対する処置も規定されており、症状が悪化する場合は固定・immobilizationが行われます。
小児プロトコル(Pink)
小児に対する全てのプロトコルは「Pink」コードで示され、投薬量やCPRの手技が子どもに合わせて調整されています。呼吸器、心臓、外傷、一般医療の各分野が含まれ、成人用プロトコルと同様の流れですが、年齢に応じた細かな違いがあります。
