川の洪水とその原因、対策

流域(流域面積)に降った雨や雪解け水が、河川の排水能力を超えて流れ込むと、川は堤防を越えて氾濫します。氾濫はゆっくりと進行することもあれば、数時間、あるいは数分で急激に起こることもあります。後者は「突発洪水(フラッシュフラッド)」と呼ばれます。

流出(Runoff)

集中豪雨や大量の雪解けにより、地表が水分で飽和すると、雨水は土壌に吸収されずに流出します。流出した水は小川や河川に集まり、過剰になると氾濫の原因となります。

土木工事と湿地の減少

建物や舗装などの土木工事は、雨水が地面に浸透する面積を減らし、流出量を増加させます。また、雨水を吸収・保持する湿地が失われると、同様に河川の水位が上昇しやすくなります。さらに、ダムや堤防の破損は突発洪水を引き起こすことがあります。

氷塞(Ice Jams)

川の曲がり角や橋梁、障害物に氷の塊がたまると、流水が阻害されて水位が上がります。氷塞が崩壊すると、一気に大量の水が流れ出し、瞬間的なフラッシュフラッドを引き起こすことがあります。

突発洪水への備え

突発洪水は予告なしに発生し、米国では洪水死者の約75%を占めます。米国海洋大気庁(NOAA)は、以下の対策を推奨しています。

  • 自宅や職場の所在する地域の洪水リスクを事前に確認する。
  • 雨天時はテレビやラジオで洪水警報をチェックする。
  • 避難指示が出たらすぐに高台へ移動し、浸水しやすい道路や低地は避ける。

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