米国沿岸警備隊(USCG)の消火器規制と認証要件

米国沿岸警備隊(USCG)の消火器規制概要

米国沿岸警備隊(USCG)は、船舶で使用される消火器および火災抑制システムに対し、認証と品質管理の基準を定めています。認証を受けたシステムは「USCG型式認証」と「認証証明書(COA)」が付与され、COAは発行日から5年間有効です。

1. 携帯消火器

  • 独立試験機関での試験に合格する必要がありますが、USCGは携帯消火器自体に認証証明書は発行しません。
  • 船舶で使用する場合は、タイプX・サイズXの表示と、USCG承認番号「162.028/XX」(XXは試験機関コード)を付けたラベルが必須です。

2. 半携帯消火器

  • 重量が55ポンド(約25kg)を超える移動式消火器を指し、外部の推進力(圧縮空気等)に依存しない完全自己完結型でなければなりません。
  • 独立試験機関での試験を受け、USCG認証証明書を掲示する必要があります。
  • 外装の腐食チェックなど、定期的な点検が義務付けられています。

3. 固定式消火器(固定式火災抑制システム)

  • 船体内部に設置され、全船に配管されるシステムです。USCGの直接検査・認証を受け、船舶使用ラベルを貼付しなければなりません。
  • 米国環境保護庁(EPA)の「重要な新代替方針(SNAP)」に基づく規格も満たす必要があります。
  • 主に人が常駐しない、10分以内に退避可能なエリアでの使用を想定しています。

COAは発行後5年間有効ですが、品質管理プログラムの試験基準を継続的に満たすことが条件です。

緊急への備え - 関連記事