火災用スプリンクラーバルブの種類

火災スプリンクラーシステムは、水供給に接続された専用パイプで構成され、火災が検知されるとスプリンクラーヘッドから水が噴射されます。システムは主に「ウェットパイプ」と「ドライパイプ」の2種類があり、各システムには水流を制御する特殊なバルブが組み込まれています。以下では、代表的なバルブの種類とその役割を紹介します。

アラームバルブ

ウェットパイプシステム用のアラームバルブは、スプリンクラーヘッドが作動した際に水流がバルブを通過することで警報を鳴らします。バルブが開くと同時に水がヘッドへ流れ、センサーが水流を感知して警報が作動します。場合によっては消防署へ信号が送られることもあります。

デリュージバルブ

デリュージバルブは、短時間で大量の水を放出できるよう設計されています。通常は閉じた状態ですが、熱検知器などの刺激を受けると瞬時に開き、水がパイプ全体に流れ込みます。そのため、工場や大規模施設など広いエリアでの消火に適しています。

ドライバルブ

ドライパイプシステムでは、バルブが空気圧で水流を抑制し、凍結を防ぎます。バルブは少量の空気圧で大きな水流を遮断し、スプリンクラーヘッドが作動するまで水が配管内に入らないようにします。これにより、寒冷環境でも水が凍ることなく保存できます。

圧力/流量制御バルブ

圧力バルブは「減圧」「保持」「制御」の3タイプに分かれます。減圧バルブは水圧が変動した際に圧力を下げ、保持バルブは設定された最高圧力まで水流を維持し、制御バルブは入口圧が変わっても一定の圧力に保ちます。いずれも自動で調整され、手動操作は不要です。

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