トリアージ研修の全貌

トリアージはフランス語で「分類」や「選択」を意味し、病院や特に戦時に負傷した兵士を緊急度に応じて優先的に治療する際に用いられました。現在では、戦争だけでなく自然災害や人為的災害後に医療従事者が不足する状況でも、標準的な病院の診療プロセスとして広く活用されています。今日のトリアージ研修は、緊急医療対応の準備教育の一環として、医療・消防隊員が災害時に多数の負傷者に対応できるよう実施されています。

認証取得

  • トリアージ研修は学校、自治体、赤十字社などで提供され、所定の受講時間を修了すると修了証が授与されます。
  • 多くの講座は心肺蘇生法(CPR)や応急処置の訓練と組み合わせて実施されます。

患者の識別

  • 研修では患者を次の3つに分類する方法を学びます。
    • 即時(Immediate):生命を脅かす重傷で、直ちに処置が必要。
    • 遅延(Delayed):生命に直ちない傷害で、多少の遅れでも生存が見込める。
    • 死亡(Dead):呼吸や循環が回復不可能で、リソースは他の患者に回す。

評価手順

  • 各患者に対し、以下の3ステップで評価します。
    1. 気道(Airway)の確認
    2. 出血・循環(Bleeding & Circulation)の確認
    3. 意識状態(Mental Status)の確認
  • いずれかのステップで問題が見つかれば即時対応が必要です。全てのチェックを通過すれば、遅延治療として他の緊急患者にリソースを回します。

状況評価

  • 研修では、被害者数、地理的範囲、リスク要因などの情報収集方法を学びます。
  • 情報を基に、最も近い被害者から順に処置を開始し、各患者を適切に分類できるよう訓練します。

安全対策

  • 危険物への対応や、保護具(ゴーグル、マスク、手袋など)の正しい使用方法を学びます。
  • 患者ごとに手袋を交換するなど、感染防止策も徹底します。

トリアージナースの役割

  • 病院では、専任のトリアージナースが患者の流れを管理し、緊急度に応じた受診順序を決定します。
  • 緊急性の低い患者は待機させ、緊急性の高い患者は速やかに治療へ導きます。

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