化学薬品を使わずに汚れた水を安全に浄化する方法
概要
緊急時や未整備地域での旅行時に、汚れた川や井戸、雨水を安全に飲める水にする方法を紹介します。寄生虫や細菌はろ過だけでは除去できないため、必ず殺菌する必要があります。塩素系漂白剤や錠剤がない場合でも、身近な素材で水を浄化できます。高価なセラミックフィルターや特殊装置がなくても、砂フィルター、太陽光消毒、沸騰のいずれかで安全な飲料水が得られます。
必要なもの
- 清潔なバケツ2個または大きめの容器2つ
- 2リットルのプラスチックボトルまたは牛乳ジャグ(清潔)
- 細かい砂(清潔)
- 粗い砂(清潔)
- 小さな丸石(清潔)
- コーヒーフィルターまたはキャンバスなどの密織布
- 輪ゴムまたは細い紐
- 清潔なプラスチックボトルまたは鍋
手順
1. 砂フィルターでの濾過
- 汚れた水を2つの清潔な容器の間で10〜15回往復させ、空気を含ませます。泡がすぐに出なくなるまでが目安です。
- 容器の一方に20分ほど置き、重い沈殿物が底に沈むのを待ちます。
- 清潔な2リットルボトルまたは1ガロンの牛乳ジャグの底に約5cmの細かい砂を入れ、続いて同量の粗い砂、さらに約10cmの小石を重ねます。口をコーヒーフィルターまたは密織布で覆い、輪ゴムでしっかり固定します。
- ジャグを逆さまにし、底部を切り落として開口部から直接注げるようにします。
- 沈殿した水をジャグにゆっくり注ぎ、底に残る濁った水は捨てます。
- 水が砂・小石・布を通過し、容器の上部3/4程度になるまで待ちます。
2. 太陽光消毒(SODIS)
- ボトルの蓋を閉め、約20回激しく振ります。
- ボトルが満タンになるまで水を注ぎ、蓋をしっかり閉めます。
- 平らで直射日光が当たる屋根や地面に置き、最低6時間(曇り時は2日)日光で加熱します。その後、ボトルまたは清潔な容器から直接飲みます。
3. 煮沸
- 鍋をコンロや火の上に置きます。
- 水が激しく沸騰するまで加熱します。沸騰は大きな泡が勢いよく立ち上がる状態です。
- 少なくとも1分間沸騰させ、火を止めて冷めるのを待ってから飲みます。
