NIMS(国家インシデント管理システム)のメリット

NIMS(National Incident Management System、国家インシデント管理システム)は、米国の連邦、州、地方自治体が災害や緊急事態に対応するための標準化された管理システムです。2004年に国土安全保障省が策定しました。地方自治体は参加義務はありませんが、NIMSに準拠しない機関は連邦資金の支援を受けられません。

運用基準

参加機関の職員は、NIMSの目的・原則・構成要素・利点を学ぶ研修を受講する必要があります。これにより、異なる機関間でも統一された作業手順が確保されます。また、各機関は相互援助協定(Mutual Assistance Agreement)を結び、装備や人員が不足する状況に備えることが推奨されています。さらに、NIMSは通信や手順の相互運用性も促進します。

連邦資金

国土安全保障大統領指令に基づき、災害備蓄に対する連邦資金はNIMSに準拠した機関にのみ提供されます。助成金の申請時には、NIMSへの適合と参加状況の確認が求められます。

インシデント・コマンド・システム(ICS)

ICSはNIMSの一部で、災害や緊急事態の管理に共通の手順を提供します。単一指揮点を設定し、すべての対応者の役割と責任を明確にします。ICS訓練を受けた部隊は、単一指揮点のもとで共同作業が容易になり、消防、警察、一次救助隊などが効果的に連携できます。

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