サバンナ川下流域の絶滅危惧種と環境課題
サバンナ川流域はアパラチア山脈から大西洋へと広がりますが、下流域はサウスカロライナ州アレンデール郡から始まります。人間活動により流域面積が縮小し、38種の植物と26種の動物が絶滅危惧または指定候補とされています(2010年NRCS評価)。
回復中の種
1990年代初頭に米陸軍工兵隊が下流域のサバンナ川流域回復を目的とした調査を実施しました。その結果、北極ペレグリン・ファルコン、ハクトウワシ、ブラウンペリカンなどが回復の兆しを見せています。一方、レッドノットは上位指定候補です。調査の主な目標は、重要漁業資源の産卵場復元、湿地への流量回復、流域全体の環境品質向上で、航行性への影響は最小限に抑えることでした。
水生種
人間活動により下流域の流域面積は縮小し、汚染も深刻です。2005年にはサウスカロライナ州内57か所の水域で水銀警告が出され、1990年代中頃から水銀濃度がモニタリングされています。絶滅危惧種としては、脅威にさらされているフロステッド・フラットウッズ・サラマンダーと、絶滅危惧のショートノーズ・スチュルジンが生息しています。また、海亀も水銀の影響を受けやすく、ハウスボイルド、ケンプス・リドレー、レザーバックは絶滅危惧、ロガーヘッドとグリーンは脅威に分類されています。
鳥類・哺乳類
下流域の鳥類・哺乳類は人間の開発圧力により生息地が縮小しています。外来種や密猟が原因で絶滅危惧になるケースもありますが、根本的な問題は生息地の劣化です。絶滅危惧の鳥類には、カートランドワーバー、レッドコッケードウッドペッカー、ウッドストークが含まれます。絶滅危惧の哺乳類はレッドウルフと西インドマナティーです。ピッピングプラバーは脅威に指定されています。
植物種
下流域の野生動物は植物に依存して生息環境を形成しています。下流域の土地の86%は湿潤で農業利用が困難です。その中でも、アメリカン・チャフシード、キャンビーズ・ドロップワート、ポンドベリー、スムース・コーンフラワーが絶滅危惧種としてリストアップされています。
