人間活動が水生環境に与える影響

人間は水なしでは生活できないため、様々な開発・輸送・建設活動が水生環境に影響を及ぼします。陸上で行われる活動も、酸性雨などの副作用を通じて湖や河川、湿地へと影響を及ぼすことがあります。

外来種

米国環境保護庁(EPA)によれば、船舶が異なる港を行き来することで外来種が拡散します。外来種はその環境に元々いない生物であり、急速に増殖して在来種を圧倒し、生物多様性の急激な低下や種の絶滅を引き起こします。拡散経路は船体の付着物、養殖場からの逃亡、その他の偶発的放出が挙げられます。

船舶排水

水域で活動する船舶の数が増えると、排出される汚染物質が問題となります。EPAは、世界で230隻以上のクルーズ船があり、最大で3,000人以上の乗員・乗客を収容できると報告しています。船舶からの排出物は、下水、洗濯・シャワー・食器洗い水、固形廃棄物、そして船体からの油性水(バルジ水)などです。特に油性水は、海洋・淡水生物に深刻なダメージを与えます。

酸性雨

酸性雨は直接水生生態系に降り注ぐだけでなく、陸上に降った後に流れ込み湖沼や河川、湿地を汚染します。pHが低下し水が酸性化すると、多くの水生生物にとって有毒となり、魚類などの個体数が減少し、場合によっては種全体が絶滅に追いやられます。

建設・開発

都市化やインフラ建設は、土地形態を変化させ水系に障壁を作ります。たとえばダム建設は自然の水流を変え、魚類の遡上ルートを阻害し、生態系全体に影響を与える典型例です。

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