池の生態系に棲む生物とは?
生態系とは?
生態系は、動植物や微生物とそれらを取り巻く非生物的環境との複雑な相互関係を指す概念です。生態系の研究は、そこに生息する生物と環境との相互作用を理解しようとする試みです。生物は「一次生産者」「一次消費者」「分解者」に分類され、一次生産者が食料を供給し、最終的に分解者がそれを分解します。池も例外ではなく、さまざまな生物が相互に結びついています。
一次生産者(プロデューサー)
池の一次生産者は主に植物です。光合成により太陽エネルギーを利用し、二酸化炭素と水から有機物を作ります。池に見られる植物には以下のようなものがあります。
- 植物性プランクトン(フィトプランクトン)―水面に浮遊し、池に緑色を与える微細藻類。溶存酸素の主な供給源。
- 付着藻類(ペリフィティック藻)―岩や沈んだ物体に付着し、緑色で粘り気のある外観。
- 沈水植物―水中全体に生育する植物。
- 浮葉植物―水面に浮かんで育つ植物。
- 出水植物―浅い水辺に根を張り、茎や葉が水面上に伸びる植物。
- 岸辺植物―池の縁の湿った土壌に生える植物。例:スイレン、アヤメ科の水草など。
消費者(コンシューマー)
池の消費者は動物で、ゾープランクトン、無脊椎動物、脊椎動物に大別されます。
- ゾープランクトン―顕微鏡でしか見えない微小動物。
- 無脊椎動物―甲殻類やミミズ、カタツムリなど。
- 脊椎動物―魚、カモ、ヘビ、カエルなど。
分解者(デコンポーザー)
死んだ動植物や排泄物は池底に蓄積します。これらを分解するのは主に細菌などの微生物です。分解者は有機物を分解し、二酸化炭素や炭酸ガスなどを放出しますが、これらは一次生産者が再び利用できる形になります。分解者の活動により、池の物質循環が維持されます。
