大気汚染が人々に及ぼす影響と健康リスク

21世紀の最初の10年は、大気汚染が深刻な現実となっており、今後もしばらく続くと予想されます。自動車やトラック、列車、航空機からの排ガスは、代替エネルギーが導入されるまで大気を汚染し続けます。また、さまざまな製造業も有害物質を大気中に放出しています。大気汚染は個人・動物・地球全体の健康に有害な影響を及ぼします。

影響を受けやすい人々

特に幼児や高齢者、呼吸器疾患や心臓病を抱える人は、汚染物質に対して感受性が高くなります。汚染が最も濃くなる時間帯には、屋内に留まるよう警告が出されることがあります。また、喫煙や農薬・除草剤への曝露といった個人的な大気汚染源でも同様の健康リスクが生じます。

主な即時の影響

肺や心臓に問題がなくても、大気汚染は短期的に以下のような症状を引き起こすことがあります。

  • 息切れ、呼吸困難、喘鳴
  • 上気道感染、目・鼻・喉の炎症
  • 頭痛、咳、アレルギー反応、吐き気

長期的な影響

長期間にわたる汚染物質への曝露は、慢性の感染症や免疫機能の低下、肺活量の減少、慢性肺疾患、肺がん、心臓疾患、その他の身体システムへの損傷をもたらす可能性があります。

入院率への影響

カナダ保健省のデータによると、心臓病と肺疾患が入院の主な原因です。大気汚染はこれらの疾患を悪化させ、入院患者数と診断の重症度を増大させます。1997年の死亡者の46%が心臓病・肺疾患に起因しており、汚染が重症化を招くことで死亡率の上昇にもつながります。

霞(かすみ)と視界低下

米国気象局は、視界を妨げる微粒子(乾燥または湿った塵や塩分)を「霞」と定義しています。視界が悪化すると自動車事故が増加し、呼吸するだけでなく、視界不良による衝突リスクも高まります。視認できない状態では、衝突を回避する時間が不足し、怪我の重症度も上がります。

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