メタンのPPM濃度と規制限界

メタンとは

メタンは自然に存在する化学化合物で、化学式はCH4です。炭素1個に水素4個が結合したアルカン(脂肪族炭化水素)に属し、天然ガスの主要成分(50%以上)として広く見られます。常温常圧では無色・無臭の気体ですが、取り扱いの安全性を高めるために人工的に臭いを付加することがあります。

曝露限界

米国労働安全衛生局(OSHA)ではメタンの許容曝露限界(PEL)は設定されていませんが、カナダの職業安全衛生センターは時間加重平均で1,000 ppm を上限としています。時間加重平均は通常8時間勤務を基準に算出され、1,000 ppm を超えると健康リスクが懸念されます。一方、1970年代の研究では10,000 ppm までの短時間曝露でも急性毒性は認められませんでした。

安全上の注意点

メタン自体は人体に直接的な毒性はありませんが、吸入すると酸素濃度が低下し、めまいや吐き気、最悪の場合失神につながります。無臭のため存在に気付かないことが多く、また極めて可燃性である点にも注意が必要です。少量でも空気中で点火しやすく、静電気や火花、開放火によって簡単に燃焼・爆発します。取り扱い時は換気を徹底し、火気の使用は厳禁です。

生産と利用

メタンは主に天然ガスの成分として利用され、家庭の暖房や調理機器の燃料となります。また、石炭のコークスオーブンからの蒸留や、化学工業においてエタノール、炭黒、メタノール、クロロホルムなどの原料としても重要です。

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