除草剤ラウンドアップ(グリホサート)の有害性
ラウンドアップは、除草剤グリホサートの商標名で、米国をはじめ多くの国で農業や家庭用に使用されています。グリホサートは植物の必須アミノ酸合成を阻害することで除草効果を発揮します。動物は自らアミノ酸を合成できないため、植物から摂取しますが、この点を根拠に各国政府は使用を認可しました。米国環境保護庁(EPA)は、適切に使用すれば毒性は低いと評価しています。
人への危険性
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米国化学会の研究によれば、ラウンドアップに含まれる「不活性」成分が主成分のグリホサートの毒性を増幅させることが確認されました。この研究は、成分を単独ではなく混合状態でヒト細胞に作用させた初めての試みです。農業で一般的に使用される濃度以下でも、胎盤細胞・臍帯細胞・胚細胞に対して有害な影響が認められ、妊娠中のホルモン産生を妨げる可能性が指摘されています。
動物への危険性
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ラウンドアップの残留物は分解に時間がかかり、次の生育期の作物に吸収されます。低濃度のグリホサートに曝露された植物は病害に弱くなり、それを食べた動物にも影響が及びます。例えば、残留物が多い地域のウサギでは精子数が最大50%減少し、マウスでは遺伝的な肝臓・腎臓障害が子孫に伝わることが報告されています。また、両生類に対しては致死性が高く、繁殖用の水たまりに漂着したラウンドアップが卵塊全体を死滅させるケースも確認されています。
環境への危険性
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ラウンドアップは「広域性」または「非選択的」除草剤であり、ほぼすべての植物に共通する代謝プロセスを阻害します。そのため、特定の雑草だけを狙って散布しても、風で隣接する作物や野生植物に飛散し、被害を拡大させます。さらに、土壌に流入したラウンドアップは土壌中の微生物群集バランスを乱し、結果として周辺植物の生育に悪影響を与えることがあります。
