水中の油流出を除去するために使用される方法とは?

1990年代初頭、ペルシャ湾でターミナルやタンカーから2億4000万ガロンの原油が流出し、油流出は大きな懸念となっていました。2010年4月のディープウォーターホライズン事故でも、メキシコ湾に2億600万ガロンの原油が流出し、広範な清掃作業が行われました。本稿では、主な油流出除去手法を紹介します。

囲いとスキミング(Containment and Skimming)

油は水と混ざらず、水面に約0.01mmの薄い層を形成します。緊急対応が迅速であれば、長く浮くバリア(ブーム)で流出域を囲み、船舶で表面の油を吸引またはすくい取るスキミングが最も効果的です。ディープウォーターホライズンでは約2,500マイル(約4,000km)のブームが使用されました。

吸着材(Sorbents)

ベビーダイアパッドと同様の素材で作られた大きなスポンジ状の吸着材は、局所的な油膜に対して有効です。藁、草、ココナッツの殻、木屑なども吸着材として利用されます。

現地燃焼(In Situ Burning)

油を直接点火して燃やす方法は、油膜の95〜98%を短時間で除去できます。ただし、濃厚な黒煙が発生し有毒物質を含むため、沿岸部近くでの使用は慎重に判断する必要があります。遠海での大規模油膜に適用されることが多いです。

何もしない(Do Nothing)

意外に思えるかもしれませんが、自然分解に任せるのが最も効果的な場合もあります。分散された油膜は、油分解菌によって徐々に分解されます。分散剤を使用すれば油を微細な滴に分解し、波の動きや日光による光酸化で分解が促進されます。

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