スクラップと非鉄金属リサイクルの鍵

鉄系金属(Ferrous Metals)

鉄系金属は磁性を持ち、最も一般的なのは鋼(スチール)です。国際リサイクルコードは「40 FE」。様々な種類の鋼がリサイクル対象となります。合金鋼は製錬時にマンガン、クロム、モリブデン、ニッケルなどの合金元素を加えて作ります。電磁鋼はシリコンを最大6%含みます。鍛鉄は炭素含有量が0.15%未満の鉄です。鉄自体はリサイクルコードが付与されていませんが、鋼に比べてリサイクル頻度は低いです。鋳鉄は炭素含有量が約2.1%で、シリコンが1〜3%含まれることが多いです。

スクラップ鋼の価格は地域により異なります。大量に廃棄される場所は、スクラップを仕入れる好機です。廃車には大量の再利用可能な鋼が含まれ、適切な設備があればかなりの収益が見込めます。鋼のリサイクルは大量に集める必要があるため、継続的に回収できる仕組みを考えることが重要です。


非鉄系金属(Non‑Ferrous Metals)

非鉄系金属は磁性を持ちません。アルミニウムの国際リサイクルコードは「41 ALU」。銅、金、真鍮などは価値が高く、埋立地に持ち込まれることはほとんどありません。これらの金属にはリサイクル番号はなく、価格は日々変動します。例として、2010年11月時点の銅スクラップ価格は1ポンド当たり3.92ドル、ニッケルは11.04ドルでした(Kitco)。アルミニウムの価格は地域差があります。金や真鍮は入手が極めて難しく、廃棄されるケースは稀です。

銅は解体された建物の配管や配線から、アルミはフェンスや空き缶として身近に見られます。人が集まる場所では空きアルミ缶が大量に出るため、回収対象となります。


リサイクルのポイント

解体された住宅や事業所には鉄系・非鉄系ともに豊富なリサイクル資源が残ります。所有者の許可を得る必要がありますが、給湯器や暖房機、発電機など不要品を処分したい人は、スクラップとして引き取ってもらえることが多いです。

スクラップビジネスに本格的に取り組むなら、地域の解体業者やリフォーム業者と関係を築くことが重要です。これにより、廃棄予定の大量スクラップ情報をいち早く入手でき、効率的に回収・販売が可能になります。

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