フロリダの大気汚染の主な原因は?
汚染は世界的な問題で、生活のあらゆる側面に影響を与えます。フロリダの大気汚染は、世界全体の汚染の縮図と言えるでしょう。観光やリタイアメントの拠点として多くの人が訪れるフロリダでは、汚染が観光産業やサービス業にマイナスの影響を与えます。主な原因を把握すれば、州として対策を講じやすくなります。
赤潮(Red Tide)
メキシコ湾で発生する赤潮は、フロリダ西海岸にも流れ込み、海面を覆う悪臭のスライムとなります。赤潮は水中の酸素を吸収し、藻類の残骸は強い毒性を持つため、海洋生物は窒息または中毒で死滅します。主な発生要因は、ミシシッピ河口部から流れ出る汚水が藻類の肥料となることや、ハリケーン・カトリナの際に大量の未処理汚水が湾へ流入したことです。赤潮は季節的に春に頻発します。
石炭火力発電による大気汚染
フロリダ州立大学の調査によれば、州内に重工業は少ないため全体的な大気汚染は限定的です。しかし、タンパ地区にある石炭火力発電所からの排煙が局所的な汚染源となっています。風向きにより煙は州内各地へ拡散し、距離が離れるほど濃度は低下しますが、依然として影響は無視できません。
農薬使用
フロリダはオレンジやその他シトラス類の栽培が盛んで、農薬は病害虫防除に欠かせません。しかし、農薬は土壌表層や運河、地下水にまで検出されており、使用量は他州に比べて高いと報告されています。オーガニック推進団体の主張によれば、元環境保護局職員のテオドア・マクドウェル氏が、農薬汚染の実態を過小評価するよう指示されたと証言しています。
