固体廃棄物(Solid Waste)

米国連邦規則第40編第261部2項に基づき、EPAは固体廃棄物を「ごみ、廃棄物、汚泥、その他の捨てられた物質」と定義しています。ここでいう「捨てられた物質」には半固体、液体、封じ込められたガスも含まれるため、実質的に液体や気体も固体廃棄物に該当します。RCRAで規制される有害廃棄物は、固体廃棄物のサブカテゴリです。

リスト廃棄物(Listed Wastes)

特定の産業プロセスから生じる廃棄物流は、少量でも人や環境に深刻な影響を及ぼす恐れがあります。こうした廃棄物は、連邦規則第40編第261部サブパートDに記載された4つのリスト(F、K、P、U)のいずれかに掲載される「リスト廃棄物」と呼ばれます。

「F」リスト廃棄物

「F」リストは、脱脂作業など一般的な製造プロセスで生じる廃棄物が対象です。特定の産業に限定されないため「非特定源廃棄物」とも呼ばれます。例としては、電解めっき工程で発生する汚泥や、テトラクロロエチレン、トリクロロエチレン、1,1,1-トリクロロエタン、四塩化炭素などの使用済み脱脂溶剤があります。

「K」リスト廃棄物

「K」リストは、インク製造、石油精製、獣医用医薬品、爆薬、農薬、無機顔料など、特定の産業部門でのみ生成される廃棄物です。詳細は連邦規則第40編第261部32項に掲載されています。

「P」および「U」リスト廃棄物

「P」リストは、低濃度でも致命的または不可逆的な健康被害をもたらす純粋または商業用化学品を指し、「U」リストは不適切に管理された場合に人や環境に危害を与える化学品です。代表例は農薬や医薬品です。定義は連邦規則第40編第261部33項にあります。

特性廃棄物(Characteristic Wastes)

上記リストに該当しない廃棄物でも、以下のいずれかの特性を示す場合は有害廃棄物とみなされます。

  • 可燃性(Ignitability):容易に燃焼し、低い引火点や自然発火の恐れがある。
  • 腐食性(Corrosivity):金属ドラムや貯蔵タンクを腐食させるほどの酸性またはアルカリ性。
  • 反応性(Reactivity):水と接触すると爆発や有毒ガスを放出する不安定な物質。
  • 毒性(Toxicity):摂取、吸入、皮膚吸収により健康被害(中毒、死亡)を引き起こす。

これらの特性は連邦規則第40編第261部サブパートCで定義されています。