ECGトレースが不良になる主な原因は?

ECGトレースが不良になる主な原因

1. 電極の取り付け不良・位置の誤り

電極が皮膚にしっかり付いていないと接触不良となり、信号が弱くノイズが混入します。また、標準位置から外れた配置は波形を変形させます。

2. 過度な動きや振戦

体の動きや震えによりベースラインがドリフトし、波形の解釈が困難になります。

3. 電磁的干渉

除細動器やペースメーカー、携帯電話などの近くにある電気機器が電磁干渉を起こし、トレースが歪むことがあります。

4. 汗や皮脂が残っている皮膚

皮膚を適切に清拭しないと、汗や油分、ローションが電極と皮膚の間にバリアを作り、信号伝達が低下します。

5. 皮膚接触不良

皮膚の擦過傷、創傷、過剰な体毛が電極部位にあると、接触が阻害されてノイズが増えます。

6. 高インピーダンス

皮膚と電極間の抵抗が高いと、信号が弱く歪みやすくなります。

7. 筋電ノイズ(筋肉アーティファクト)

電極付近の筋肉活動、例えば腕の動きや震えが筋電ノイズを生じさせ、波形を隠します。

8. 電極の損傷

ワイヤがほつれたり、電極が割れたりすると、信号伝導が不十分になります。

9. ゲイン設定の誤り

増幅度(ゲイン)が適切でないと波形の振幅が歪み、正確な解析ができません。

10. 体毛や厚い皮膚

過剰な体毛や厚い皮膚は電極の接着を妨げ、接触不良とノイズの原因となります。

11. 機器・ケーブルの不具合

ECG本体やケーブルに故障があると、信号ロスや歪み、測定エラーが発生します。

高品質なECGトレースを得るには、正しい電極配置と皮膚準備、動きや電磁干渉の最小化、そして機器の定期的なメンテナンスが不可欠です。

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